”撮らせてもらえるものを撮る”というのは私の写真姿勢である。自然というのはその時その場所でしか巡り合うことのできない光景でもある。移ろいゆく光。その光は多くのものを主役にしてくれる。何かにこだわり主体となるよりも、その身を成り行きに任せて客体となる。つまり「自ら然る」状態になる事の方が重要である気がしている。写真は、私の世界の捉え方、ものの見方を露出する事には成れど、元来魅力を備えているのは真実、現実の自然のほうなのであって、私はそれを切り取らせてもらっているだけに過ぎないのである。

THE ART OF NATURE

 出会いを求めて写真を撮る。そうすると益々自然の美しさの虜となっていくのだ。時の移ろいは留まる事を知らない。日々の生活に追われていると少し鈍感になるようだ。ただその”時”を切り取ってみると、変化の著しさに驚嘆する。例え同じ場所に幾度と赴いたとしても、そこにはきっと新しい風が吹き抜けているのだ。写真はそんな当たり前のことを私に気付かせてくれた。日常の微細な変化に目を凝らしてみてみる。それは大きな感動となって心を満たしていくのが分かった。

COMMON

 意図せず発見する驚き、そして面白さが普遍性の中に潜んでいる事がある。身の回りや足の下、そして頭の上を見まわしてみると新しい世界が広がっている。心に正直に、その一瞬の少しばかりの感動を切り取ってみたい。

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私にとっては大切な財産です。改変・編集、また無断での転載・引用を禁止します。© 2016 Jiro Takisaka