マーキンスの自由雲台Q10iQを購入!

写真論考

 最近、三脚使用率が極端に下がっている。日中の十分な光量がある場合は、明らかに手持ちの方が自由度があるからだ。そして私の現在の三脚システムの自由度の低さと即写性の低さに問題がある。だから最近基本的には手持ち撮影が殆どになってしまっていた。もちろん手振れして欲しくないところで手振れしてしまえばお話にならないので、その兼ね合いもあって自由度の高い三脚の運用方法を漠然と考えていたのだった。

 はっきり言えるのは一枚の写真としての完成度の高さとして、素晴らしい解像感やNDフィルターを使用した静動など、そうした三脚使用の際の表現方法には圧倒的に分がある。しかし機動性を考えると三脚使用より手持ちだという二律背反に悩まされていたことも事実だった。

 私の撮影スタイルからすれば、みっちり構図を決めて撮影に臨むというよりは、その一瞬一瞬の光をどう捉えるかという事の方が重要なのだった。光をどう捉えるかという風に見ていると、その一瞬の光はほんの数分で変わってしまうので、本当に最近では手持ち撮影が一番の方法だったのだ。例えばこんな感じの写真で、機動性を必要とする場面を挙げればきりがないほど。

 こうした光は本当に一瞬一瞬で状況が変わってしまう。数分どころか数秒で全く異なる世界。日本の風景写真家は多くの場合、3way雲台を使用していて、海外の風景写真家は多く自由雲台を使用しているという情報は知っていて、じっくりと構図を練る3wayの方を選んでみていた訳だった。でも最近自分の撮影スタイルを考えてからは本当に三脚は出来る限り無いほうが良いと考えて、漠然と雲台の変更を考えていたのだ。

 急に全く違う話になるのだけれど、最近航空写真家のルークオザワ氏の本「ヒコーキフォト日記1973-2018」を購入した。素晴らしい写真に感動し、感嘆し、激しく揺さぶられていたのだけれど、とても面白い本の構成でコラムというか雑感というか隅っこにエピソードなんかも書いてある。そこで目にしたのが2017年10月末の美瑛在住写真家の中西敏貴氏と鉄道写真家の長根広和氏とで美瑛のペンションでトークイベント。「彼らの影響でマーキンスの雲台を導入。」という記事だった!

 そこに写っていたのはマーキンス社製の自由雲台で、これはもう漠然と考えていたものが完成したような、胸のすく思いがした。そこですぐにマーキンス社のサイトを見てみると、中西氏のレビューがある。

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引用開始 …風景写真家の撮影スタイルといえば、三脚をカメラに据えて何時間でも待つ、という印象を持たれることが多い。実際にそのように撮影している写真家もいるだろうが、私は違う。現場に到着して1枚目のシャッターを切るまでに約10秒。同じ場所での滞在時間は5分から10分前後だ。…引用終了
 https://www.markinsjapan.com/report/nakanishi/?sl=ja 

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 私のスタイルととてもよく似た発想の中西氏。彼が信頼して使うマーキンス。しかも他の写真家にも勧めるほどなのだから「信頼の製品であるのは間違いない!」そんな確信をもってついにポチッとしてしまったのだった。

 上記はそのマーキンス自由雲台の初動で撮影したもの。以前はハスキーの3way雲台を使用していたのだけれど、これも風景写真界隈ではまぁまぁ評判のもの。それでも私は自由雲台に軍配を上げたいところだった。やはり素早い設置と軽い持ち運びは私にとっては途轍もなく重要で、更に場所をとらない。これから三脚の使用率は上がりそうだ。例えば阿蘇や久住の山々に持っていくなんて最高だろう。

 ただ使ってみて思ったこともある。夜景撮影は手元が見えないので、そんな中でも一つずつ傾きを微調整しやすい3way雲台の方が直観的であるのかもしれない。道具なので使用に際しては一長一短が必ずある。それにあった用途で使うならばそれぞれが最高の道具なのだ。

 最初の3枚は望遠レンズのEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを使用して撮影しているが、手首をひねればすぐに固定され微動だにしない。しかも三脚座に使用する専用のプレートを使えば軽微な振動を更に抑えられる気がした。

 記事は更新予定。

この記事を書いた人
滝坂次郎

デジタルもフィルムも愉しんで、写真を撮って歩いてます。

足元を見てみると知らないことだらけ、少しでも自分の世界のものの見方を広げ、他人の楽しみを自分の楽しみにできたら良いなと考えてます。

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