JRA小倉競馬場で人生初めての競馬。|生きとし生けるもの-瞬-

生きとし生けるもの「瞬」vol.8

 今年、2018年(平成30年)は猛暑猛暑。途轍もなく暑い夏だった。しかも日本へやってくる台風も多い。こうやって記事を書いているとピロピロピロとコオロギの羽音が聞こえてくる。少しずつ秋の足音が近づいてきている。台風が去って行くごとに少しずつ少しずつ涼しくなっていくのだろうか。このような事を書いている今日も中国四国辺りに向かって台風がやってきている。同時に今日はそれに関連しての豪雨だった。昼前には雷雨の熊本、少し止んだ辺りでJRA小倉競馬場へ足を運ぶことにした。

滝坂次郎

小倉競馬場で競馬も賭博も初体験。

 小倉競馬場。夏の開催日は明日で終わりという事もあり、久しぶりに週末の休みだったので初めての競馬を愉しむことにしたのだった。ちなみに、私は初めての賭け事。普段から飲む買う打つにあまり興味のない私にとってなかなか刺激的な初体験となった。 

 前述した通り、九州全体が豪雨に包まれ、北九州は大雨洪水雷注意報が出ているほど。明らかに恵まれた天候とは言えない日和ではあるが、この日を逃せばもう夏の間に小倉競馬場の開催日に巡り合うことはできない。しかしながら無理してまで行く事には少し抵抗があったのだ。けれど不思議な事に気楽な心構えでいると少しお天道様も贔屓にしてくれるようで、熊本は丁度正午には晴れ間がのぞいていた。これを好機とみて小倉へ出立したのだった。

 そして到着時刻は丁度3時ほどだったのであるが、その時間に小倉も晴れ間が少しずつ顔をのぞかせていた。かくして少し水を含んだ馬場の状態で競馬写真を撮ってみたいという儚い夢を同時に達成することが出来たのだった。もっとも、今回競馬自体を初めての体験なのであるから、撮影に工夫する余地があまりなかったことは否めない。

 それでも結果、競馬という空気感はとっても楽しめたのだった。

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初めての競馬場は不良馬場。

 競馬場がこれほど清潔感があり小奇麗な場所であると露しらず。家族連れやカップル、はたまた女性だけのグループなど多様な人々が憩う場所。JRA小倉競馬場は普通のレジャースポットであった。小雨が降ったりやんだり。長靴に傘を差した坊やがポツり(迷子ではない)。

 
 

 競馬場の上をアオサギが飛んでいく。一頭ずつ誘導馬の前を駆けていく。

 冷静に、冷静に。

 
 

 各馬緊張の一瞬。スタート直後の駆け引き。騎手の体勢はとても美しく一定。躍動する競走馬の筋肉が輝く。

 最終コーナーを曲がる。手に汗握る一瞬。からの直一気。

 
 

 直前まで土砂降りだったため田んぼのぬかるみ状態のダートコース。砂を巻き上げて走る。最後の厳しい踏ん張り。

 直線でのデッドヒート。ハナ差の駆け引き。サラブレッド、手本のような美しい走法。

おまけ/あと7勝で通算勝利数4000達成の武豊騎手。


 左から2番手。9番のチカノワール。3992勝目の武豊騎手。

 中央。12番のサトノグリッター。3993勝目の武豊騎手。

小倉競馬場で初めて触れる馬事文化。

 到着したのは15時丁度で、この日のメインレースだったR11/北九州短距離Sを含む3レースも観戦することが出来た。勿論、写真を撮るだけというのは如何せん気が引けるので、撮影代の気持ちで少しだけ賭けてみることにした。よくよく考えるとこの日、人生で初めての賭博であった事に気が付いたのだけれど、やはりそう簡単に勝つというのは難しいらしい。大きく外してしまったのだった。でもこの素晴らしいレースを見学して、もしかすると当たるかもしれないという点では、私自身はプラスにしかなっていない気がする。競馬はギャンブルというよりスポーツに近い感覚でいると、これもまたある程度に健全な馬事文化に見えてくる。

 これから少しずつ、競馬に興味ない人でも楽しんで鑑賞できる情景的な競馬写真を志向していきたいところ。

撮影機材/本体:Canon EOS 7DmarkII (APS-C:一眼レフ)、Canon EOS 5DmarkⅣ(フルサイズ:一眼レフ)
レンズ:EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMEXTENDER EF1.4X III(テレコン)

ABOUTこの記事をかいた人

学生時代にドイツを一周。ジャーマンレイルパスを使って鉄道の旅だった。そのとき始めて触れる空気に圧倒されたのだが、南ドイツに行くにつけ何か懐かしい空気を感じていた。放牧された牧野や美しい川が流れる渓谷。森林の中での散策。そんなときふと思い出したのは地元熊本の阿蘇だった。その景色や空気は阿蘇と似ていた。しかし、南ドイツにも阿蘇にも代えがたい魅力がある事に気づく。私は日本を一周した事がない、それと同じで多くのドイツ人も国を一周した事はないに違いない。私は極限られた自分の生きてきた土地のことも知らなかった事に愕然とする。生きている場所、熊本の魅力は何か、日本の魅力は何か、きっと多くの発見が身近に潜んでいるに違いないと思えた。そんな地元の魅力を発見、いや再発見していくのがこのブログの目的だ。多くの事実を知り、多くの方とそれを共有していくことが出来れば、私にとってこの上のない喜びである。