熊本からみた島原。そこは近くて遠い場所。

滝坂次郎

有明海を挟む近くて遠い場所

 熊本から有明海を挟んだ先に、もうひとつグローバルジオパークがある。

 それが島原である。

 ここ熊本からは目と鼻の先にあるように見える島原半島。
 この距離は遠いようでいて近い。近いようでいて遠い。そんな感覚がある。

 阿蘇と同じように、そこにそれがあるというのが当たり前である島原半島。
 熊本からの距離間を感じてほしい。

デジタル


Canon EOS 5DmarkⅣ/EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM


Canon EOS 5DmarkⅣ/EF16-35mm F4L IS USM


Canon EOS 7DmarkII/EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM


Canon EOS 5DmarkⅣ/EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM


Canon EOS 5DmarkⅣ/EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM


Canon EOS 7DmarkII/EF24-70mm F4L IS USM


Canon EOS 7DmarkII/EF24-70mm F4L IS USM


Canon EOS 5DmarkⅣ/EF16-35mm F4L IS USM


Canon EOS 7DmarkII/EF16-35mm F4L IS USM


Canon EOS 7DmarkII/EF24-70mm F4L IS USM


Canon EOS 5DmarkⅣ/EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM


Canon EOS 7DmarkII/EF100mm F2.8L マクロ IS USM


Canon EOS 5DmarkⅣ/EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM

フィルム


Canon EOS 7s/EF70-300mm F4-5.6 IS II USM/Fujifilm Superia Xtra 400


Canon EOS 1v/EF70-300mm F4-5.6 IS II USM/Fujifilm velvia 100

山(自然)に対する圧倒的な畏敬。それは自然と共に暮らしてきた日本の心。

 島原や雲仙というのは実は熊本人から見ても親しみがある地域。歴史的な面を観ても天草と島原には似通った文化がある。全国的に見ると天草島原の乱は特に有名で、それが原因で、長崎県と熊本県にまたがる地域である事を知られていない場合もある。

 そうして文化的側面以外にも、阿蘇地域で親しまれている阿蘇五岳と同じように、雲仙普賢岳というのはその姿を拝むことが出来る一円で親しまれている山ではないだろうか。山は古くから様々な場所で信仰される場所でもある。熊本と長崎の間を隔てる有明海はこの二つの偉大な山に挟まれている。この豊饒の海は、まるで両親から受ける愛情のごとく、双方からの恩恵を十分に受けて育まれているのだ。

 いずれにおいても今もなお活動している火山でもある。そこには人間的価値観からするならば、畏怖すべき脅威も併せ持っている。それでもなお地域の人々にとっては、崇敬の対象ともなっているのだ。畏敬の念というのは、ある意味では郷土を思う時に出てくる感情でもある。

 ごく狭い地域に低地から高山、温暖地域から寒冷地域まで存在する日本にあっては、降雨量も比較的多く湿潤だ。同時に河川の傾斜はとてもあり、それが故に洪水も多くなっている。もちろんプレートの境目であるから、地震や火山噴火は多くなり、更には台風なども来る。自然からの恵みが圧倒的に多い日本であるからこそ、かえってその逆鱗に触れると大規模な災害が起こる。

 アニミズムというのは自然崇拝であり、世界的にみても自然発生的な原始的宗教であるという。しかし日本という土地を観察してみると、その自然の織りなす喜怒哀楽の表情がとても豊かである。当然、現代人にとってみても自然というのは明らかに生活に根差した存在であることは間違いがない。山を見たときに思う畏敬の念はそこで生活する我々にとっては、郷土を想う心と通じている。

 熊本から見る雲仙。それは長崎の人々だけではなく、熊本人にとっても優しくもあり厳しくもある、母であり父のような存在であるに違いない。

ABOUTこの記事をかいた人

学生時代にドイツを一周。ジャーマンレイルパスを使って鉄道の旅だった。そのとき始めて触れる空気に圧倒されたのだが、南ドイツに行くにつけ何か懐かしい空気を感じていた。放牧された牧野や美しい川が流れる渓谷。森林の中での散策。そんなときふと思い出したのは地元熊本の阿蘇だった。その景色や空気は阿蘇と似ていた。しかし、南ドイツにも阿蘇にも代えがたい魅力がある事に気づく。私は日本を一周した事がない、それと同じで多くのドイツ人も国を一周した事はないに違いない。私は極限られた自分の生きてきた土地のことも知らなかった事に愕然とする。生きている場所、熊本の魅力は何か、日本の魅力は何か、きっと多くの発見が身近に潜んでいるに違いないと思えた。そんな地元の魅力を発見、いや再発見していくのがこのブログの目的だ。多くの事実を知り、多くの方とそれを共有していくことが出来れば、私にとってこの上のない喜びである。